リノベーション
27年前に事務所と住居として利用を始めた建物を設備の老朽化と断熱性能が低かったために、それらの性能向上を行う工事です。 もともとの建物は築45年のRC造で地元の金融機関の建物で、1階はテナントに、2階は住居と事務所にリノベーションしたものです。

建築施工 :有限会社 イノウエ建築工房
断熱ガラス:株式会社 市川
外壁について
外壁は最初に目に入ってくる建物の情報のひとつで、施主の家に対する想いの最も反映される条件の一つと思います。 黒の外壁はきりっとした印象が出るため要望の多い色ですが、素材で黒に応える事が多く塗装色での対応は経験が無ったのですが、 今回は外壁は塗装改修になるため、周辺の古い民家にあわせてつつ、交差点に面した地域の目印になる様な色で施工しました。
外壁について
黒い塗装はどうしても太陽の熱を吸収し熱くなるのですが、工事前に部分的にサンプル塗装をして、色以外の闘争の艶などを比較することで熱を適度に反射し、汚れも雨にて流しやすくなるような外壁塗装色を採用しています。
内部仕上について 1
事務所エリアの床は既存の床コンクリートの上にリノリウムの長尺シートを貼りました。リノリウム床材は自然由来の非石油製品で、主原料の亜麻仁油は抗ウイルス効果、抗菌効果を備え、病院や保育施設など感染対策が必要な場所に多く使われ、天然成分で作られているため、環境への配慮を同時に叶えることのできる床材です。
内部仕上について 2
事務所エリアは靴履きの為、耐久性の高いリノリウム長尺シートを採用しており、観葉植物の水やりも霧吹きなどでそのまま行えるためとて重宝しております。住宅内部でも使い勝手の良い床材として良く提案する材料です。
内部仕上について(カーテン 1)
収納エリアを隠す厚手のカーテンは、ガラスとコンクリートに囲まれた事務所エリアの吸音性能を向上させ、打ち合わせ時の音のこもりや聞きづらさの解消を図っています。また、便所扉部分までカーテンで覆うことでプライベートなトイレの存在を隠します。
内部仕上について(カーテン 1)
収納エリアを隠す厚手のカーテンは、ガラスとコンクリートに囲まれた事務所エリアの吸音性能を向上させ、打ち合わせ時の音のこもりや聞きづらさの解消を図っています。また、便所扉部分までカーテンで覆うことでプライベートなトイレの存在を隠します。
内部仕上について(カーテン 2)
事務所エリアの外部に面したサッシ部分にはオーガンジー(半透明)のカーテンを設けており、外からの視線を適度に遮りりつつ、外の天気が感じられたり風で揺られたりと、部屋の中にいても外とのつながりを感じさせてくれます。
建物データー

WORDS建築事務所
工事期間 2021.03~06
3階建てRC造
3階部分 住居+事務所(ミーティングエリア)
※2階アトリエ部分は今回工事外
緩やかに使い分けられるプラン

<夜には閉じる寝室の建具>
住居エリアの入り口より、一つながりとなっている部屋に沿ってキッチンや風呂など生活に必要な部屋を繋げることによって、限られたスペースをいろいろなシーンごとに緩やかに使い分けられるようにしています。また、ひとつながりの部屋をコの字折ることで、視覚的にも奥深く見せ、狭く見えないような工夫をしています。
緩やかに使い分けられるプラン

<昼は廊下といったにしてリビングとして利用>
住居エリアの入り口より、一つながりとなっている部屋に沿ってキッチンや風呂など生活に必要な部屋を繋げることによって、限られたスペースをいろいろなシーンごとに緩やかに使い分けられるようにしています。また、ひとつながりの部屋をコの字折ることで、視覚的にも奥深く見せ、狭く見えないような工夫をしています。
緩やかに使い分けられるプラン

<昼は廊下といったにしてリビングとして利用>
住居エリアの入り口より、一つながりとなっている部屋に沿ってキッチンや風呂など生活に必要な部屋を繋げることによって、限られたスペースをいろいろなシーンごとに緩やかに使い分けられるようにしています。また、ひとつながりの部屋をコの字折ることで、視覚的にも奥深く見せ、狭く見えないような工夫をしています。
緩やかに使い分けられるプラン

<玄関であり、水廻りの作業スペース、人が通り過ぎるスペース>
住居エリアの入り口より、一つながりとなっている部屋に沿ってキッチンや風呂など生活に必要な部屋を繋げることによって、限られたスペースをいろいろなシーンごとに緩やかに使い分けられるようにしています。また、ひとつながりの部屋をコの字折ることで、視覚的にも奥深く見せ、狭く見えないような工夫をしています。
緩やかに使い分けられるプラン
 

住居エリアの入り口より、一つながりとなっている部屋に沿ってキッチンや風呂など生活に必要な部屋を繋げることによって、限られたスペースをいろいろなシーンごとに緩やかに使い分けられるようにしています。また、ひとつながりの部屋をコの字折ることで、視覚的にも奥深く見せ、狭く見えないような工夫をしています。
緩やかに使い分けられるプラン
 

住居エリアの入り口より、一つながりとなっている部屋に沿ってキッチンや風呂など生活に必要な部屋を繋げることによって、限られたスペースをいろいろなシーンごとに緩やかに使い分けられるようにしています。また、ひとつながりの部屋をコの字折ることで、視覚的にも奥深く見せ、狭く見えないような工夫をしています。
住環境の向上
住環境の向上については、コストの整理などを踏まえ、事務所エリアと住居エリアを分けて外壁改修を行っております。
事務所エリアでは全面にある既存サッシに対してアルミサッシの枠を再利用し、アルゴンガス入り複層ガラスに取り換えることで窓からの冷気や夏の日差しによる暑さ対して断熱改修計画を行い、天井スラブなどの断熱材の改修は行いませんでした.
住環境の向上
住宅エリアでは床・壁・天井を硬質吹付ウレタンにて全面断熱改修し、サッシは遮熱複層ガラス+樹脂サッシに取替え、ほとんどの窓が南に面するため各スペースごとに窓の大きさや配置も調整しました。事務所エリアは部分改修のため正直、完全ではありませんが住宅エリアの環境はかなり向上されており、快適な状態です。
住環境の向上
住宅エリアでは床・壁・天井を硬質吹付ウレタンにて全面断熱改修し、サッシは遮熱複層ガラス+樹脂サッシに取替え、ほとんどの窓が南に面するため各スペースごとに窓の大きさや配置も調整しました。事務所エリアは部分改修のため正直、完全ではありませんが住宅エリアの環境はかなり向上されており、快適な状態です。
住環境の向上
住宅エリアは天井に熊野の木材メーカーの野地木材が試験製品として製作したヒノキの板目外し材を使用させて頂き、床にはAD WORLDの厚板フローリングを採用しました。
住環境の向上
寝室の窓は最低限の大きさに絞り、部屋の形状に合わせて枠を斜めにすることで、風の流れをコントロールし部屋全体に風が廻る様にしました。リビングには大きな断熱サッシを設けて明るくし、外部の庇と内部のハニカムブラインドで夏の日射と冬の窓からの冷気を緩和しています。